建物の保守メンテナンスを手掛けるJM(東京都千代田区)は、ドローン点検と調査点検報告書をセットにし、3万8500円で提供する「JMDrone」を4月12日から開始した。
同社は、施設の点検・保守メンテナンスを通してこれまで商業施設7万8000箇所、公共公益施設1万3000箇所、住宅9万1000戸分のビッグデータを蓄積してきた。そのデータや知見を生かし、提携先企業の実店舗で10件以上ドローン点検の試験運用を実施。「映像の鮮明さが予想以上であり、錆の程度や天端のシーリング施工状況など、劣化を把握したり補修の検討を行う際に十分活用できる」との評価を得たという。
ドローンのパイロットはドローン操縦者資格を持つ社員が担い、撮影した映像は長年施設の修繕に携わっている有資格者が解析し、報告書を作成する。撮影と報告書作成の担当者を分けてそれぞれを専門性の高い社員が対応しながら、全ての作業を社内一貫で行うことで、低価格で品質の高いサービスを実現した。
飛行面積300平方メートルまでの点検を調査報告点検書付き3万8500円(税込)のパッケージ価格で提供する。画像はHDR、動画は4Kと画像・映像のクオリティに優れ、目視の代替として点検が可能という。
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