四国化成工業(香川県丸亀市)は3月31日、三井住友銀行(東京都千代田区)による「ESG/SDGs評価融資」を通じた資金調達を実施したと発表した。
「ESG/SDGs評価融資」は、三井住友銀行が提供する融資商品。三井住友銀行と日本総合研究所(東京都品川区)が作成した独自の評価基準に基づき、企業のESG側面の取り組みや情報開示、SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を評価し、今後の取り組み推進を支援する。
今回、同社は「サステナビリティへのコミットメント」、「環境マネジメント」、「ローカル/グローバルコミュニティへの配慮」において非常に高い水準であるとの評価を受けた。
ESG側面の取り組み、情報開示では、2030年にありたい姿を示した長期ビジョン「Challenge 1000」を策定し、企業価値を向上させていく方針を株主・投資家向けに分かりやすく開示している点や、事業活動に伴うCO2排出量の削減に向けて省エネ活動に取り組んでいる点、災害時の被害を軽減する建材の普及に取り組んでいる点などが評価されたという。また、事業を通じて、SDGsが示す「目標3:すべての人に健康と福祉を」、「目標6:安全な水とトイレを世界中に」、「目標11:住み続けられるまちづくりを」、「目標14:海の豊かさを守ろう」などの達成に向けて、明確な意欲を持っている点についても評価されたとしている。
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