一般社団法人ロングライフ・ラボ(東京都豊島区)はこのほど、寒さから命を守る住宅リストとして「“真の省エネ住宅”実績リスト」を公開した。
同法人は、少ないエネルギーで、寒さ・暑さから“命を守れる”レベルの省エネ住宅を“真の省エネ住宅”と定義し、独自に「保温性(外皮断熱性能)」と「すき間の少なさ(気密性能)」の基準を設定。HEAT20の外皮性能グレードG2にて定めるUA値基準、すき間相当面積(C値)1.0未満の基準をクリアした竣工物件の概要や設計・施工会社を地域別にリスト化し、ウェブ上へ公開した。物件は、同法人の活動理念に賛同した施工会社(賛助会員)の設計施工物件に限っている。
「日本の戸建て住宅には、断熱に関する法規制や『省エネ住宅』の法的な定義がなく、寒い家で健康を害す人や不満を持つ人が少なくない」と同社。生活者は、寒さから命を守れる「省エネで家じゅうが暖かい家の存在(実績棟数)、見極め方(判断基準)」「どこの会社に頼めばいいのか」の情報を得るのが困難なため、今回のリストを公開することで、「エリアごとの普及状況」「相談できる省エネ住宅の専門業者(設計者・施工者)」などを把握することが可能になるとしている。
新しい物件は、順次実績リストへ追加。住宅購入を予定している人が、家を建てる際にこのサイトに訪れ、どこに頼むか選んでもらうことで「真の省エネ住宅」を普及させたいとする。
同法人では、建築関連会社を対象に賛助会員を募集。入会案内はこちら。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。