住宅関連サービスを開発するTERASS(東京都港区)はこのほど、過去3年以内に中古マンションを購入した人(首都圏、大阪市、神戸市、京都市、名古屋市在住の20代~50代の男女500人)を対象に、住宅購入に関する調査を実施し、その結果を発表した。
『最終的に購入した物件を、どのような経緯で知ったか』聞いたところ、「不動産仲介会社の紹介・提案」が46.8%と最も多かった。次いで「SUUMOなどのポータルサイで見つけた」(37.6%)、「チラシや看板を見て問い合わせた」(12.6%)となった。
『不動産仲介会社から未公開物件を紹介されたことがあるか』については、61.0%が「紹介されたことがない」と回答。『物件価格交渉の提案』については、「提案を受けた」が60.6%、「受けていない」が39.4%となった。価格交渉の提案を受けていない人のうち57.9%は「物件価格交渉をしないまま購入に至った」と回答した。
不動産仲介会社の担当者に対してどのようなことを『期待』したのか、また『満足』したのかを項目別に調査したところ、『期待』していた16項目のうち、『満足』が上回ったのは「内覧のスムーズな手配」、「住宅ローンの紹介やアドバイス」、「契約や引き渡しのスケジュール立て」の3つのみだった。『満足』が『期待』を下回ったもののうち「物件や購入のデメリットの説明」、「条件に合う物件の積極的な提案」、「購入価格の交渉」などは、特にギャップが大きい項目となった。
期待を満足が上回る項目が少なかった一方で、『総合的に満足したか』との問いに対しては87.2%が「はい」と回答した。
調査期間は2月19日~24日。
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