メンバーズ(東京都中央区)はこのほど、3回目となる「気候変動問題・SDGsに関する生活者意識調査」を実施し、その結果を発表した。調査対象は20歳以上の男女、1117人。
地球温暖化への関心については約6割が「関心がある」と回答。世帯年収別に見ると、400万未満では54%、800万~1000万未満では71%、 1000万以上では74%と、年収が上がるにつれ関心度合いも高くなることがわかった。SDGsの認知については約4割が「知っている」と回答した。
SDGsや地球温暖化に関する企業への印象を調べたところ、「地球温暖化に対する企業の取り組みに期待している」との回答が65%、「地球温暖化に対し積極的に取り組む企業は好印象」との回答が70%となった。
エシカル消費の意向については、53%が「SDGsや地球温暖化問題に取り組む企業の商品やサービスを購入したい」と回答した。一方で「実際に購入経験がある」と回答した人は17%にとどまった。
SDGsや地球温暖化を意識しているが、関連した商品・サービスを購入しない理由としては、「具体的にどのような商品を購入したりサービスを使えばいいかわからない」が31%と最多。次いで「他の類似商品より価格が高い」(22%)、「どういった企業が取り組みをしているかよくわからない」(20%)となった。
SDGsや地球温暖化を意識して、今後取り組みたいと考えている内容を聞いたところ、トップ3は「ハイブリッド車・電気自動車の利用」(37%)、「再生可能エネルギーの電力会社への乗り換え」(35%)、「ジェンダーやフェミニズムに関する勉強」(34%)となった。
調査期間は2月15日~18日。
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