Looop(東京都台東区)はこのほど、20歳~69歳の男女2500人を対象に、「電力利用に関する意識調査」を実施した。
その結果、新電力(2016年の電力小売全面自由化以降に家庭向けを含めた電力小売事業に参入した会社を指す)利用者のうち「過去2か月以内に利用している電力会社を変更した、あるいはこれから変更しようと思っている」と回答した人は15.6%にとどまり、残りの84.4%には変更する意思がないことがわかった。さらに、新電力利用者で電力会社の変更を検討している人のうち、8割以上が切り替え先として新電力を検討していると回答しており、合計で新電力利用者の97.4%に継続利用の意向があることがわかった。
利用している電力への満足度を聞いたところ、新電力利用者では66%が「大変満足している・満足している」と回答しており、新電力以外の地域の電力会社を利用している人の同回答率(53.6%)を上回った。また、地域の電力会社の利用者で電力会社の変更を検討している人のうち、半数以上が切り替え先として新電力を検討していることもわかった。
新電力への変更を検討している理由としては「より価格の安い電力会社に切り替えたいから」が57.9%と最多。次いで「新しい電力会社の特典・サービスが魅力的だから」(32.9%)と、電気代の削減やお得さを挙げる人が多かった。「自然や環境への配慮がある会社に変えたいから」は6.7%だった。
調査日は3月17日。
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