国土交通省が3月25日発表した2020年の土石流、地すべり、がけ崩れなどの土砂災害の発生件数(確定値)は、宮城県を除いた46都道府県で1319件発生し、過去平均の約1.2倍となることが分かった。「令和2年7月豪雨」は過去最大クラスの広域災害だった。
地すべりの発生件数は117件で、直近10年の平均発生件数109件を上回った。「令和2年7月豪雨」は37府県で961件の土砂災害をもたらし、過去最大クラスの広域災害となった。7月豪雨で最も被害が大きかった熊本県では集計開始以来最多の発生件数227件を記録したことが分かった。
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土砂災害発生件数の推移(1982年~2020年)