UDS(東京都渋谷区)はこのほど、使い込むほど魅力が高まる家具や日用品をサブスクリプション型で提供するサービス「(tefu) vintaging supplies」を開始した。同サービスは、北欧の引き継ぎ型社会にならった豊かな暮らしを目指し北欧の家具や雑貨を扱うハルタ(haluta、長野県上田市)をパートナーに展開する。
新型コロナウイルスをきっかけに住まい空間への関心が高まるなか、心地よい空間の理想イメージを持ちつつも家具を妥協して選ぶ人たちに、使うほど味わいが増すヴィンテージ家具を提供する。同サービスによって、「新しいもの」だけでなく、「時間を経て使われてきたもの」にこそある魅力に目を向け、良いものを分かち合いながら永く使い続ける生活の選択肢を提示していくという。
ユーザ登録無料。利用は3カ月~、月額利用料は1000円~。スタート時はhalutaが見立てリペアした北欧ヴィンテージ家具を中心に約40点をラインナップ。ボーエ・モーエンセンやハンス J. ウェグナーなどの名作アイテムも、月額1500円から利用可能。住宅だけでなく、店舗やオフィスなどにも利用できる。今後は北欧ヴィンテージ家具に加え、これから使い込むほどに魅力を増す世界各国の家具も追加して行く予定。
同サービスの取扱商品約40アイテムをそろえた、期間限定・予約制ショールーム「(tefu)pop-up showroom」を代々木上原の複合施設「tefu yoyogi uehara」にてオープンする。使い込まれた家具の魅力を実際に感じることができ、その場で決済し持ち帰ることも可能。期間は、4月12日~16日、5月2日~9日。開催に先立ち、4月1日、4月5日、4月6日の日程でプレオープンする。事前申し込みはこちらから。
tefuプロジェクトは、空間やモノなどを「所有して価値を消費」するのではなく、「分かち合って、未来につなげていく」ことで手に入れる「自分らしい住まい方」をサポートすることを目指すプロジェクト。「家具のシェアリングサービス」と「空間のシェアリングサービス」の 2本軸で展開していく。tefuの名前は蝶の旧かなづかい「てふ」に由来し、一人ひとりの小さな選択や行動(羽ばたき)が、まちや社会に影響を与えていく、という意味が込められている。同社は同プロジェクトを通して、生活者同士が様々な価値を分かち合い、循環させ、深めながら、自分らしい住まい方、生活を実現していくための場やサービスを企画、設計、運営していくとしている。
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