リノべる(東京都港区)は3月22日、AR(拡張現実)コンテンツの開発事業を展開するKAKUCHO(東京都渋谷区)とともに、ARを活用したリノベーション買取再販事業者向けプラットフォームサービス「ARリノベ」を本格始動すると発表した。
同サービスでは、ARを活用することでこれまでリノベーション済み物件では物足りないと感じていた顧客のニーズに対応。「すぐに住み始められる」「わかりやすい価格」「確認してから住める安心感」というリノベーション物件のメリットは残しつつ、より多様な顧客への対応が可能となっている。
リノベるのワンストップ・リノベーションのノウハウと実績を活かし、物件の間取りやARを活用するのに最も効果的な箇所を提案するなど、サービス導入事業者は商品企画の時間短縮を実現できる。設計者でなくても仕様決めに対応できるため、接客もスムーズに進められるという。
販売支援サポートを提供するほか、同社への販売委託も可能。近隣物件の差別化や新たな顧客層の獲得につながるほか、新たに参入する事業者にも使いやすいサービスとなっている。
エンドユーザーは、キッチン、洗面化粧台、アクセント壁、建具などが未設置の半完成状態で内覧できるため、ARを使って完成イメージを確認しながら購入をきめることができる。選択できる部材は、同社のワンストップ・リノベーションの実績から人気の仕様をセレクト。Web上で選んだ仕様は、確認書に基づき追加コストを算出、トータルコストも確認できるため、安心して検討を進めることができる。仕様の確定後、売買契約と工事期間を経て、トータルで1カ月から1カ月半程度で引き渡しが可能。
4月には「ARリノベ」仕様の物件が、東京・三鷹(事業主:日本中央不動産)、東京・要町(事業主:大貴土地)、神奈川・青葉区(事業主:コクホーシステム)に完成。これに合わせて、4月1日、2日、8日、9日の4日間にわたり東京・三鷹の物件にて、買取再販事業者や買取再販事業への参入を検討している事業者へ向けた内覧会を実施する。予約制。説明会の申し込みはこちらから。
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