創業40周年を迎える大東住宅(宮城県大和町)は、本社機能を大和町から仙台市宮城野区に移転し、4月から営業を開始する。新社屋の1階には木育ショールーム、2階には事務所機能を集約した。
同社は、環境にも住む人の健康にもやさしい地産地消の家づくりを、県内外のユーザーに広く理解してもらうため、本社を仙台市へ移転。1階には、木育ショールーム「人と木の広場(ひととき)」を設置し、地域の人たちが集える場として提供する。宮城県産材の床や家具、木製遊具を備えたショールームで、気軽に地元の木に触れてくつろぐことができる。リフォームや不動産相談コーナーも設け、県産材での家造りや外断熱ソーラーサーキット工法の拠点として活用していくという。延床面積は361.04m2。
新社屋の隣には、「深呼吸したくなる家」をコンセプトにした体験宿泊可能な体感型展示場を開設。家族で実際に泊まることができるリアルサイズのモデルハウスで、間取りや仕様で新しい生活スタイルを提案する。内装は塗り壁や無垢材で仕上げ、空気質の違いや住み心地を体感することができる。延床面積は97.71m2。
3月27日、28日には展示場のオープンを記念して、グランドオープンイベントを開催予定。
同社は、外断熱工法による健康と住み心地にこだわった家づくりに取り組み、県内で1500棟余りの住まいを提供してきた。世界的にSDGsの取り組みが広がりを見せている中、県産材を使用した家造りを推進し、地域経済の活性化と環境に貢献していくとしている。
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