一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(東京都千代田区)はこのほど、第7回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」の受賞者を発表した。
住宅関連では、準グランプリ金賞(企業・産業部門)に、一条工務店(東京都江東区)「『耐水害住宅』による“災害後も住み続けられる”住まいと技術の普及」が選ばれた。
準グランプリ特別賞・佐々木則夫賞には、岐阜市立柳津小学校・三承工業(岐阜市)「感染症対策を含む次世代教育『避難できる庭』プロジェクト」が選ばれた。三承工業は、最優秀賞「停電・断水時に活用できる『キャンプできる庭・住宅』プロジェクト」とのダブル受賞となった。
アネシス(熊本市)「災害時コミュニケーションシステムとその普及活動」も最優秀賞を受賞。独自の災害マニュアルにより、施主や協力業社とのコミュニケーションシステムを築き、災害後の被害状況の把握と緊急度に応じた復旧作業を迅速に行えるようにした。また、この仕組みを全国の住宅会社などにも発信しているその姿勢も高く評価された。
この他、パナソニック「レジリエンスMAXを目指した家庭用燃料電池『エネファーム』停電そなえ発電・ヒーター給湯機能の開発」、クワザワ「クワザワ外壁防水システム『防水番長』」なども最優秀賞を受賞した。
「ジャパン・レジリエンス・アワード」は、次世代に向けたレジリエンス社会構築への取り組みを発掘・評価、表彰する制度として、2014年11月に創設。強靱な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる企業・団体からエントリーを募り、各賞の発表と表彰を行っている。
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