リクルート住まいカンパニー(東京都港区)は、「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」を発表した。調査対象は、関西(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県)に住む20~49歳の男女4600人。
住みたい街(駅)総合ランキング1位は「西宮北口」で、2018年以降4年連続でトップとなった。2位の「梅田」、3位の「神戸三宮」、4位の「なんば」も2018年から同順位をキープしている。トップ10の中で「夙川」以外はいずれも2020年より得点が減少しており、人気が分散する傾向となった。「高槻」(20位)、姫路(26位)、「茨木」(42位)、「大津」(47位)、「和歌山市」(54位)など、郊外中核駅が2018年以降の最高順位を更新。また「祇園四条」「和歌山市」「近鉄奈良」など京都、和歌山、奈良の中心駅が2020年より10以上順位を上げている。
ライフステージ別ランキングでも、『シングル女性』『夫婦のみ』『夫婦+子ども』で「西宮北口」が1位を獲得。シングル世帯はトップ10のうち半数が大阪市内の駅となり、それ以外も、各府県のターミナル駅のランクインが目立った。『夫婦のみ世帯』では「夙川」「岡本」 、『夫婦+子ども世帯』では「夙川」「岡本」「宝塚」「御影」など兵庫県内の住宅街の駅が多くランクインした。
交通利便性や生活利便性が高いのに家賃や物件価格が割安なイメージがある“穴場だと思う駅”ランキングでは、「尼崎」が3年連続1位に。「草津」は昨年11位より大きく順位を伸ばして2位に返り咲いた。また総合1位の「西宮北口」は3位にランクインした。
住みたい自治体ランキングのトップは「兵庫県西宮市」で、3年連続で1位を獲得。2位は「大阪市北区」、3位は「大阪市中央区」となった。
新型コロナウイルスの影響で住みたい街に変化があったか調べたところ、全体では67.7%の人が「変わらない」と回答。テレワーク実施状況別では、テレワーク未実施者では「住みたい街が変わった」が約3割なのに対し、テレワーク実施者では約4割となった。
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