桧家ホールディングスの連結子会社で西東京エリアで分譲住宅を手がける桧家不動産東京(東京都西東京市)は、4年以内に首都圏直下型地震が発生する確率が高いという研究結果などを受けて、制震システムのアイ・エム・エー(東京都中央区)と金物メーカーのカナイ(足立区)と共同で高復元制震システム「X WALL(エクスウォール)」を開発。今年3月以降に完成するすべての分譲物件に標準装備する。
採用する制震システムは、高いバネ性能(復元力)が持ち味。震度6強の地震でも建物に「残留変形」がおきないことを目指して開発され、構造材のもろさを補い建物の損傷を50%以下に抑えられるという。
全棟標準仕様とすることで、1棟あたりの導入コストを低減。同社が提供する分譲住宅「メイプルガーデン」シリーズでは省エネ対応を進めてきたが、今後は防災性能をさらに高めていくとする。
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