INJUS(東京都港区)は3月17日、建設業に特化した職人採用・マッチングサービス「ケンカツ」のシステムを複製し、建設会社個別のサービスとして提供するOEM事業を開始すると発表した。
ケンカツのシステムを、建設会社のLINE公式アカウントの独自ツールとして活用できるというもの。建設業に必要なLINE上の基幹機能(建設マッチング・職人採用・ネットワーキング構築)を同社が先行して開発し、実用性を検証した上でパッケージ化。必要機能を取捨選択しつつ、自社専用のサービスを開発、実装を目指す。LINE公式アカウントの開設支援を無償で行うほか、LINE広告の運用代行にも対応する。
グループ機能を使った案件紹介など、LINEを活用する機会が多い建設業において、LINE公式アカウントの活用は個人が直接つながる必要がなくなるほか、不特定多数の事業者が利用するコミュニティーの拡大を可能にするという。
今後は、ハウスクリーニングや引っ越し、リフォームなどの一般住宅分野への進出を予定。顧客との円滑なコミュニケーションが重要になることから、顧客接点までのポジションが高いLINEの活用は、集客上でも大きなアドバンテージとなるとしている。
ケンカツには、ZoomとLINEで気軽にWebビデオ会議を組成する機能が実装されており、メールアドレスなどの個人情報は不要。決済と組み合わせた「オンライン修理」の実用化など、OEM導入企業からの要望に対応していくという。
LINE公式機能のアカウント運用開設・代行は3月中、API連携による本格的なOEMアプリは4月から順次提供する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。