FLIE(東京都渋谷区)は、同社が運営する「フリエ住まい総研」において、「自宅での花粉症対策」 に関する実態調査を実施した。調査対象は、花粉症の症状を抱えている人956人。
調査の結果、「自宅で花粉症対策を実施している」人は77.2%にのぼった。
具体的な対策内容としては、「帰宅時にうがいする」が61.0%と最多。次いで「帰宅時に衣服をはたく」(55.4%)、「洗濯物は部屋干しする」(52.4%)、「空気清浄機の活用」(47.8%)となった。新型コロナなど感染症への対策として換気が求められる中、32.0%の人は「室内の換気を控える」と回答した。
自宅で花粉症対策をしていない人に対し、その理由を聞いたところ、「必要性を感じるが実行していない」が36.7 %、「必要性を感じない」が32.6 %、「対策が有効かどうか分からないため 」が27.1%となった。
コロナ禍における花粉症の悩みを聞いたところ、「外出時に周りの目が気になる」(48.8%)との回答が最も多かった。次いで「花粉症か感染症、どちらの症状か判断できない」(39.9%)、「目や鼻の粘膜に触れて感染しないか不安」(34.8%)となった。
昨年と比べてどの程度花粉症の症状が現れているかについては、「変わらない」が47.9%、「重い」が29.6%、「軽い」が15.8%となった。地域別に見ると、関東甲信・東海・中国・九州では、昨年より「重い」と回答した人が全国平均値より高い割合となった。
調査期間は、2月26日~3月5日。
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