積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーはこのほど、ニューノーマルな暮らしをリアルサイズの住宅で体験できるショールーム「GREENMODEL PARK(グリーンモデルパーク)」の展開を全国で開始すると発表した。第1弾として、分譲地「スマートハイムシティ新検見川」(千葉市)内に「GREENMODEL PARK 新検見川」(運営:東京セキスイハイム)を3月20日にオープンする。
同ショールームは、VRなどのバーチャル映像技術で家づくりの知識を学べる体感型ショールーム「セキスイハイムミュージアム」に続く新たなショールームとして展開する。一般的な住宅規模(約35坪)のモデルハウスには、「先進の暮らし体験ゾーン」「グリーンな暮らし体験ゾーン」「便利でエコな暮らし体験ゾーン」「新生活体験ゾーン」「暮らし安心体験ゾーン」の5つの体験ゾーンを設置。ニューノーマル時代にふさわしい「環境貢献」「新生活様式」「レジリエンス」に対応した新しい暮らし方をリアルに体験できる。
また、「セキスイハイムミュージアム」と併用することでバーチャルとリアルの融合を加速。建築知識などのハードと、生活ベネフィットなどのソフトの両面を、顧客によりわかりやすく発信し、安心感・納得感のある家づくりを実現するとしている。
同施設では、大容量太陽光発電システムと大容量蓄電池により、自然エネルギーを可能な限り活用した1日の暮らしをプロジェクションマッピングなど最新の映像技術で見える化。アプリを使って新しい暮らしに隠れているエコなポイントを学ぶことができる。ウイルスなどの感染リスクを低減するための間取りや最新のIoT設備を採用し、快適で便利な新しい暮らしを体験できる。在宅ワークスペースにはカウンターデスクなどを備え、オンライン会議も想定した空間設計となっている。
また、自然災害による停電時を想定した、在宅避難の疑似体験が可能。大容量太陽光発電システムや大容量蓄電池から電力供給を受けた生活を再現し、停電時にどれだけの電気を使用できるのか体験できる。
同社では、環境問題をはじめとした社会課題の解決や強固な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけ、「顧客価値」と「事業価値」の両立によるESG経営を推進している。今回、体感型ショールームに続く新たな「暮らし体験施設」を展開することで、地球環境にやさしく新しい生活様式にも対応した暮らし方の提案を強化し、社会課題解決への貢献を拡大していくとしている。
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