セコム(東京都渋谷区)は、センサーを利用して計測や判別を行うセンシング技術や画像認識技術、個人認証技術、遠隔画像監視などを取り入れた次世代型のオンライン・セキュリティシステムを開発。今年6月の発売を予定している。
現行のオンライン・セキュリティシステムは、たとえば企業であれば営業時間内、家庭であれば在宅時に「解除」し、夜間や外出時に「セット」する—というように時間帯や必要性に応じて操作を切り替えることが多い。だが、侵入犯罪は有人の状態であっても発生するため、常時セキュリティをセットすることが求められている。
新システムはセキュリティ機器のセット・解除の操作が不要。企業や家庭の外周にセンサーとカメラ一体型セキュリティ機器を設置し、認証用ICタグで入室する。建物外周を24時間警戒センサーが監視し、ICタグを持たない人が通過しようとするとセンサーが反応して同社のコントロールセンターに異常信号と画像を送る。
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