構造計画研究所(東京都中野区)はジャパンドームハウス(石川県加賀市)から委託を受け、発泡ポリスチレン(EPS)を主構造材とする直径7.7mのドームハウス(7700型)について、一般財団法人日本建築センターから性能評価を受けるとともに国土交通大臣から構造の安全性にかかる一般認定を取得した。
EPS製のドームハウスは、断熱性に優れる、軽量で地震に強い、短工期などの特性をもつ。型枠成型されたピースを組み合わせてつくるため、建物形状の自由度も高い。こうした特徴を活かして、東日本大震災で被災した宮城県石巻市では診療所用の仮設建物に採用され、現在、石巻市立病院の眼科診療所として使われている。
今回の一般認定取得にあたり実大試験体を作成。振動試験、破壊試験、積雪時の長期荷重を想定したクリープ試験、さらに構造解析を実施し、実大試験とシミュレーション解析の両面から構造の安全性を確認した。
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