全国木材組合連合会(東京都千代田)はこのほど、“木のある暮らし・木の街づくり”を提案するWebマガジン「Love Kinohei ラブキノヘイ」において、特集ページ「おうち時間を心地よく。ウッド・チェンジで始まる新しい生活」を公開した。同サイトで取り上げたプロジェクトの中から、木の持つ魅力を手軽に取り入れられる雑貨や日用品を紹介する。
特集ページでは、リビングやキッチン、キッズルーム、エクステリアなど、生活シーン別商品や事例を掲載。自在にコーディネートできる木製シェルフや杉のフローリング、森林浴気分を味わえるルームミスト、ウッドデッキ・ウッドフェンスなどを紹介し、木製品によって安らぎが感じられる生活を提案している。同連合会は、木の香りや木目、手触り、加工のしやすさ、SDGsへの貢献などの魅力を伝え、日常生活における国産材の消費拡大を図っていくという。
林野庁は、2005年度から国産材の利用を拡大するための国民運動「木づかい運動」を展開している。その一環として取り組む「ウッド・チェンジ」は、身のまわりのものを木に変える、木を暮らしに取り入れる、建物を木造・木質化するなど、木材の利用を通じて持続可能な社会へのチェンジを呼びかけるプロジェクト。林野庁主催の「ウッド・チェンジ・ネットワーク」では、木材の主な需要者である建設事業者、設計事業者を中心に、木材利用促進のための活動が行われてきた。
近年、木にあまりなじみのなかった企業もCSR(企業の社会的責任)への取り組みから、身近なものを「ウッド・チェンジ」することに賛同。木の良さを感じられるこだわりの木製品を開発、販売する事業者が増えてきたことから、より気軽に木を生活に取り入れてもらえるよう、今回の特集ページを作成した。
ほかにも、ウッド・チェンジ・プロジェクトはさまざまな企業が展開。アパレル企業のコックス(東京都中央区)は、国産材を使った生活雑貨の開発販売プロジェクト「WOOD WORK LAB.」、楽天(東京都世田谷区)は、木を取り入れたライフスタイルを紹介するウッド・チェンジ特設サイト「WOOD CHANGE|木に変えて、変わったのは暮らしとワタシ。」、ロフトワーク(東京都渋谷区)は、国産材の可能性を生み出すクリエイティブプロジェクト「WOOD CHANGE CHALLENGE」にそれぞれ取り組んでいる。
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