エクソル(京都市)はこのほど、ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)の子会社Casa robotics(カーザロボティクス、群馬県高崎市)とLooop(東京都台東区)と協働し、新たな電力プラン「IKI のいきいきでんき」を開始した。
同プランは、カーザロボティクスが新築する規格型平屋注文住宅「IKI」を購入する顧客が、Looopと電力契約することで、設置費用0円で太陽光発電システムとポータブル蓄電池を設置できるサービス。太陽光発電システムはエクソルが設置。Looopは発電した電力と系統からの電力を顧客に供給し、顧客は毎月定額の電気料金を支払う。契約期間は10年間。
電気料金は、1カ月250kWhまで月額6480円(税込)の定額制で、一般的な電気料金と比較して約9%の削減が可能。250kWhを超えた分は、1kWhあたり28円(税込)が追加される。契約終了後、太陽光発電システムは顧客に無償で譲渡されるため、使いきれずに余った電力を電力会社に売電することで、電気料金をさらに削減できる。
近年、災害等による停電が多発していることから、同プランで停電に強い家を実現するとともに安価な電気の供給を提案していくという。
カーザロボティクスでは、今後販売するすべてのIKIブランド住宅への太陽光発電システムの設置を目指す。エクソルはこの取組みにLooopとともに協働することにより、再生可能エネルギーをより身近にし、脱炭素社会の実現に向けた太陽光発電の主力電源化に貢献していくとしている。
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