青森県はこのほど、地域特性に配慮した省エネルギー性能の高い住宅の普及を促すため、独自のガイドラインを策定した。「青森型省エネ住宅」として普及を目指す。3月22日から県内各地で行うセミナーで公開する。
ガイドラインは、財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)に委託して策定。現行の省エネルギー基準(次世代省エネ基準)を普及水準とし、さらに性能の高い誘導基準を設定した。誘導基準のQ値(熱損失係数)は1.4(W/m2・K)で、青森県の大半を占めるII地域の現行基準Q値1.9を大きく上回り、I地域の現行基準Q値1.6よりも高い。誘導策などと組み合わせて性能の向上を図っていく考えだ。
セミナーは、3月22日に弘前市、3月27日に青森市、3月28日に八戸市で開かれる。セミナー参加者にはガイドラインを無料で配布する。同ガイドラインは、4月以降、県のホームページなどでも公開予定。
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