パナソニック(大阪府門真市)はこのほど、1都3県に住む人を対象とした「新型コロナウイルスの影響による引越し意向調査」と、過去3年以内に購入物件への引越し経験がある人を対象とした「引越し時の購入品に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
1都3県に住む人に対し、新型コロナをきっかけとした今後の引越し意向を聞いたところ、「すでに引越した」が6.2%、「引越す予定がある」が9.1%と、1割以上の人が住居を変えている、もしくは変えようとしていることがわかった。「検討している」、「興味がある」といった検討層と興味関心層を合算すると、約半数の人が引越しへの意向を示している。
引越し先の候補としては「今よりも郊外」が最も多く35.8%、次いで「今よりも地方」(23.2%)、「今よりも都心」(19.7%)と、密集を避けられるエリアが人気となった。
過去3年以内に購入物件(新築・中古含む)に引越しをしたことがある人に、引越し時に新規(追加)購入あるいは買い替えたものを聞いたところ、最も多かった回答は「カーテン」(48.4%)だった。次いで「エアコン」(47.8%)、「椅子・ソファ」(41.6%)、「照明」(39.6%)、「テーブル」(35.2%)となった。
購入したもののうち、満足度が高かったものを聞いたところ「エアコン」(34.2%)が最多。理由については「温度が快適になった」(74.2%)との回答が最も多く、「湿度が快適になった」(33.8%)、「空気がキレイになった」(27.8%)と続いた。満足度2位は「椅子・ソファ」、「カーテン」(ともに25.9%)だった。
「新型コロナウイルスの影響による引越し意向調査」の調査期間は、2月15日~16日。回答者は20代~50代の男女1000人。「引越し時の購入品に関する実態調査」の調査期間は、2月5日~9日。回答者は20代~50代の男女500人。
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