オウチーノ(東京都港区)が運営する住宅・不動産専門サイト「オウチーノ」はこのほど、新型コロナによる住みたい街に対する考え方への影響を調べることを目的に、コロナ禍期間(2020年4月~12月)と前年同期間(2019年4月~12月)の「オウチーノ」サイトへのアクセス数を集計し、「首都圏の人気駅ランキング」として発表した。
2020年4月から12月までの期間のランキングでは、1位「辻堂駅(神奈川県)」(2019年4月~12月:2位)、2位「浦和駅(埼玉県)」(同10位)、3位「流山おおたかの森駅(千葉県)」(同:5位)となった。コロナ禍前とコロナ禍の順位を比較すると、2位の「浦和駅」が10位から順位をあげ、「大宮駅(埼玉県)」、「北千住駅(東京都)」、「たまプラーザ駅(神奈川県)」、「高尾駅(東京都)」が圏外から10位以内にランクインした。コロナ禍でリモートワークが普及してきたことなどを背景に、都心から少し離れた住みやすい郊外駅の人気が高まっていることが伺える。
首都圏それぞれのエリアにおける2020年4月~12月のランキングは以下のようになった。東京都が1位「吉祥寺駅」(同:2位)、2位「荻窪駅」(同:3位)、3位「北千住駅」(同:圏外)。神奈川県が1位「辻堂駅」(同:2位)、2位「たまプラーザ駅」(同:8位)、3位「大船駅」(同:7位)。千葉県が1位「流山おおたかの森駅」、2位「本八幡駅」、3位「津田沼駅」。埼玉県が1位「浦和駅」、2位「大宮駅」、3位「南浦和駅」。千葉県と埼玉県においては、コロナ前後でトップ3に変動がなかった。
なお、2021年1月~2月の最新データにおいては、首都圏の人気駅トップ3の順位に変動はないものの、「大泉学園駅(東京都)」、「成城学園前駅(東京都)」、「橋本駅(神奈川)」などが、新たにトップ10に入った。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。