住宅メーカー9社は、既存ストック住宅流通の活性化と適切な市場形成に向け、「優良ストック住宅推進協議会」を設立した。参加会員共通の「優良ストック住宅」を定義し、優良なストック住宅の普及を図る。
「優良ストック住宅」は、(1)住宅履歴データが備わっていて、建築後50年以上の「長期点検・補修」を実施する(2)一定の耐震性があり「長期点検・補修」を実施する―などの条件を満たす住宅。ブランド名を「SumStock(スムストック)」として展開していく。
査定は、構造耐力上重要な部分(スケルトン)と内装・設備の部分(インフィル)を分けて査定する「優良ストック査定方式」を共通の査定方式として使用。償却期間を、スケルトン50年、インフィル15年と設定し、その時点での残価を10%とする。この算定額を住宅履歴データに基づき、加減する。
優良ストック住宅の購入者に対する情報開示は、建物と土地を分けて表示、購入者が要請する場合は住宅履歴データを開示する。
参加会員は、旭化成ホームズ、住友林業、積水化学工業、積水ハウス、大和ハウス工業、トヨタホーム、パナホーム、ミサワホーム、三井ホームの9社と各社のグループ不動産会社。
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