ヒューマンタッチ(東京都新宿区)が運営するヒューマンタッチ総研は、建設業関連6業種(総合工事業〔ゼネコン〕、土木工事業、電気設備工事業、管工事業、プラント・エンジニアリング業、住宅・不動産業)における、2021年3月期第3四半期決算から見る市場動向をまとめた。
住宅・不動産業では、主要10社(大和ハウス工業、三井不動産、大東建託、飯田グループホールディングス、三菱地所、積水化学工業、住友不動産、野村不動産ホールディングス、スターツコーポレーション、タカラレーベン)のうち、売上高は6社が前年同四半期を下回り、うち4社が減収減益となった。10社合計の売上高は、前年同四半期比▲0.3%(第2四半期は▲6.5%)、純利益は同▲4.1%(同▲26.5%)と、第2四半期よりも売上高、純利益ともに改善した。2021年3月期の通期業績予想は、三菱地所とタカラレーベンが売上高、純利益ともに上方修正、積水化学工業が売上高を上方修正、野村不動産ホールディングスが売上高を下方修正、純利益を上方修正している。
6業種すべてで売上高は前年同四半期割れとなったが、住宅・不動産業は▲0.3%、土木工事業は▲0.4%と、ほぼ前年並みをキープした。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。