毎日新聞社(東京都千代田区)は、建築家・堀部安嗣氏の「立ち去りがたい建築」が「2020毎日デザイン賞」に決定したと発表した。
「毎日デザイン賞」は、グラフィックやインテリア、建築など、あらゆるデザイン活動で年間を通じて優れた作品を制作・発表し、デザイン界に大きく寄与した個人やグループ、団体を顕彰する賞。
堀部氏は、1995年のデビュー作「南の家」、「ある町医者の記念館」から近年の代表作「竹林寺納骨堂」まで、一貫して建築が本来持っていた基本的な役割と心を落ち着けられるたたずまいを追求してきた。作品に共通する「居心地のよい空間」「人の確かな居場所」のデザイン力が高く評価され、今回の受賞となった。選考委員会では、コロナ禍の中、あらためてパーソナルな「居心地のよい場所」が見直されているという声が相次いだという。
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