三栄建築設計(東京都新宿区)はこのほど、国産材使用割合を100%実現するためのテストケースとして実施した東京都府中市の分譲住宅において、国産材使用割合97.4%を達成したと発表した。
同社は、持続可能な開発目標「SDGs」の課題解決を重要な経営課題と捉えており、さまざまな取り組みを実施している。今回のテストケースは、林野庁が掲げる「我が国の森林の循環利用とSDGsとの関係」において、同社グループの主力事業「木造住宅等」が大きく貢献できるという考えから実施された。
同社グループが年間約2600棟生産・供給している、分譲住宅を中心とする木造戸建て分譲は、輸入材の使用割合が1棟当たり約75%となっている。同社ではSDGs推進のため、今後着工する木造住宅等において国産材使用割合90%を基準に生産し、最終的に100%を目指していく。
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