山長商店(和歌山県田辺市)は、「新たな家具づくりのカタチ」として、家具デザイナーの小泉誠氏のデザインとプレカットを組み合わせた大工の家具づくりを後押しする。「木の家を建てた大工が、誠実な素材でその家に似合う家具をつくり、家と一緒に永く愛着を持って使ってもらう。それを工務店とデザイナーが支援する」。そんな仕組みを提案する。
紀伊半島南部に約5000haの自社林を所有する同社は、植林から始まり、育林、伐採、製材、乾燥、仕上げ、品質検査、選別、プレカット加工までを全てグループ一貫体制により、樹齢50~100年の紀州産スギ・ヒノキを製品化している。林業から製造までを自社で一貫することで、常に安定した優良材の生産を可能にする。
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