建房(岡山県倉敷市)は3月1日、発達障がいの子どもに配慮して設計・開発した「だれひとり取り残さない家」について、ガイドブックにまとめ特設ウェブページにて無料進呈を開始した。
同社は、SDGsへの取り組みの一環として、発達障がいの子どもがいる保護者・障がい当事者・障がい児支援員合計50人にヒアリング・アンケートを実施。その結果をもとに家における課題を抽出し、家族全員が生活しやすい家を提案している。ガイドブック「だれひとり取り残さない家づくり」(A4サイズ16ページ)では、「スイッチ・テレビ」や「玄関」など、カテゴリー別に悩みに対するアイデアを紹介。思わぬ事故を防ぎ、ストレスをためない家づくりを進めることができる。
同企画は2020年10月から始動。ガイドブックは、岡山市内の就労継続支援A型事業所「ありがとうファーム」、放課後等デイサービス「キッズハウスいちご」、鹿田小学校区の障がい児保護者の会「ひまわりの会」、障がい児に配慮した家具を製造する家具メーカー「横山工房」と協力し、障がい児教育の専門家である山陽学園大学の上地玲子准教授監修のもと、さまざまな専門家の意見を取り入れて制作した。
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