新建ハウジングが運営する工務店向けオンライスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、佐藤実さんの「チカラボ版『伝え方&聞き方』講座」ルームからの記事です。
佐藤 実
構造塾 塾長、一級建築士、構造設計一級建築士、東京大学大学院修士課程修了。木造住宅専門の構造設計・構造計算、構造計算育成コンサルティングなどを行っています。構造を基礎から学ぶ「構造塾」も主宰しており、現在構造塾塾生は全国に1500社、2000人。「日本中の木造住宅が地震で倒壊しない」ことを基本理念に構造計算の必要性を伝えています。
M’s構造設計、構造塾の佐藤実です。チカラボ版「伝え方&聞き方」講座の第10回です。
伝えている相手が眠くなる、それは伝える側の責任です。相手にとって眠くなるようなつまらない伝え方になってるからです。
聞き手が眠くなるのはなぜか?
例えば、セミナーにおいて受講者の多くが寝ている……こんな光景よくあります。そもそも、その話に興味がなかったわけではありません。セミナーを受講しようとしていたのですから。なのに眠ってしまうということは、講師の話し方が面白くない! 結局これが最大の理由です。
講師によっては、眠るのは眠ってしまう側の責任と思っている方も多いはず、それは違います。
眠らせてしまっている講師の責任です。
いやいや、初めから寝ている受講者もいる、そんなことも悲しいですが実際にはあります。そんな時は、寝るつもりの受講者も眠らせないような面白い話をするのも、講師の伝え方次第です。
聞き手は興味を持っている
受講者など、伝える側を眠らせてしまうことに対して、考えて欲しいのは自分(伝える側)の責任問題。
セミナー受講者がイメージしやすいので、セミナー講師と受講者で考えましょう。セミナー受講者は何かしらセミナー内容に興味があり、何かを得ようと参加しています。それも、受講者自身の時間を使って。
なのに、眠らせてしまうような面白くない話をしてしまう……
これ、講師の責任重大です!!
先ほど言ったように、初めから眠る受講者も実際にはいます。その場合の対処方法。
その方は、自分の役割を理解していないので、まずは役割を理解してもらいましょう!
会社から時間をもらい、受講費用を出してもらい、誰かが仕事を代わりに行っています。それは、そのセミナーでの情報を会社にフィードバックしてほしいから。
その役割も理解せず、セミナーは寝るためのものと勘違いしている受講者には、この役割を伝えてみると良いと思います。
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