不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された首都圏の新築戸建てと中古マンションの2021年1月の価格動向を発表した。
新築戸建ての首都圏の平均価格は3944万円で前月比0.9%下落。エリア別では、全8エリア中「東京23区」、「東京都下」、「神奈川県他」、「埼玉県他」、「千葉県西部」、「千葉県他」の6エリアが前月比で下落するも、前年同期比では全エリアが横ばい・上昇で推移。「さいたま市」は前月比0.1%上昇し、2017年1月以降の最高額を更新した。首都圏の平均価格指数の推移を見ると、全体的に夏以降は急上昇していたが、11 月頃をピークに横ばいまたは下落傾向となっている。
中古マンションの首都圏の1戸あたりの平均価格は3192万円で前月比0.1%上昇。平均価格の前月比は、全8エリア中6エリアが下落および横ばいとやや低調な動きとなっている。エリア別では、「千葉県西部」は2カ月連続の下落となるなど、2020年9月をピークに下落傾向となっている。一方、「埼玉県他」は前月比0.4%上昇し、2カ月連続で過去最高額を更新。「東京23区」は4カ月連続で2017年1月以降の最高額を更新した。前年同月との比較では、「東京都下」、「横浜市・川崎市」、「千葉県西部」が下落、それ以外の5エリアは上昇した。
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