大鎮キムラ建設(北海道苫小牧市)とカイトー商会(同釧路市)はこのほど、共同プロジェクトとして、パッシブ換気システムを採用し、エアコン1台で冷暖房を賄うことができる住宅のモデルハウスを、札幌市豊平区に完成させた。
同モデルは、大鎮キムラ建設がFCも含めて展開するアンティーク調の住宅「La ferme(ラフェルム)」で、導入したパッシブ換気システムは、カイトー商会が独自に開発し、特許も取得している「NAGI(なぎ)」。
両社は今後2年間、共同で同モデルを運営しながら、快適な住環境を実現し、省エネ性能に優れる住宅とパッシブ換気の普及を図るとともに、研究者や企業の協力を得て室温や電力消費量を検証していく。将来的には、道内だけではなく本州など全国への展開も視野に入れている。
北海道でもエアコン1台で暖房賄う 室内温度差3℃以内に
実測でシミュレーション精度確認
大鎮キムラ建設(北海道苫小牧市)とカイトー商会(同釧路市)が共同で運営する新しいモデルハウス(豊平モデル)で採用したパッシブ換気システム・NAGIは、ファンなどの動力を使わず、空気の自然対流で換気を行う。床下から外気を取り入れ、階段や吹き抜け、壁内を経由して、頂部の排気塔から排気。床下には熱源としてエアコンを設置し、換気と同時に暖房も行う。導入時には気流のシミュレーションを行ったうえで、外気温を設定して室温も計算。住宅内の温度差が、3℃以内になるようにする。
今回のプロジェクトでは・・・・
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