あいホーム(宮城県富谷市)は、遠隔で接客が可能な「あいホームバーチャル展示場」を開発し、2月26日にオープンした。
同社のモデルハウス全17棟が展示されており、いつでもどこからでも、ほぼすべての居室をスマホで見学可能。スクロールやスワイプで360度内部を確認でき、複数の住宅を比較検討することもできる。モデルハウスは、宮城県内7カ所の同社オリジナル住宅展示場に実際に建築されているため、気に入った住宅を現地で内覧することもできる。
同社は、仙台市を中心にのべ2550棟の建築実績をもつ地元密着型の工務店。新しい生活様式への変換で、外出機会を減らしたいという生活者心理の変化や、新しい生活環境を求めて高まりつつあるマイホームへのニーズに応えるべく、同サービスを開発。工務店のDXの一環として取り組み、ノーコード開発によってわずか1カ月で住宅展示場のバーチャル化を実現した。同社は、今後もスピード感をもって市場にサービスを創出していくとしている。
同展示場の初年度訪問者は6万件を見込む。これは実際の展示場来場件数の約50倍であり、バーチャル展示場を通じて、近隣のみならず遠方の顧客との接点も創出していくという。
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