前回はナノ工務店の強みと課題についてまとめた。今回はその内容を踏まえ、ナノ工務店の差別化戦略とそれに基づく営業戦略についてまとめていく。
ナノ工務店が年間にこなせる仕事量は新築なら5棟が限界だ。この規模の受注を定期的に得るには、大手・準大手工務店との競合になりにくいニッチ層に特化した活動が良策だ。
ボリューム層を狙うと問い合わせや見積り対応に振り回される。その割に成約率が低く、クレームも生じやすい。
DIY志向の顧客とリノベ顧客を狙う
ニッチ層とは業界の家づくりのルーティンに馴染まない顧客のことだ。その代表格がDIY志向の顧客だ。大手や準大手はまともに取り合わない客層なので、競合はほぼ皆無だ。
この客層を狙う際には・・・・
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