ネオマーケティング(東京都渋谷区)は、「音声SNS Clubhouse」に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査対象は、Clubhouseを利用している全国の15歳以上の男女710人。
Clubhouseをいつから利用しているか聞いたところ、ここ1カ月以内で利用し始めたという人が、利用者全体の約7割を占めた。Clubhouseが世間的に注目を集めるようになったのが最近ということもあり、全体的に利用歴は浅いことがわかった。
Clubhouseを含む各SNSの利用目的を調べたところ、TwitterやInstagramでは「興味関心のある情報を得る」ことを目的としている人の割合が高いのに対し、Clubhouseは「人との交流」を目的に利用している人の割合が高かった。利用目的の点ではFacebookと共通しているといえる。
各SNSの利用頻度を聞いたところ、「1日に数回以上」という高頻度で利用しているSNSとしては、TwitterとInstagramが多く回答された。Clubhouseは、「1日に数回以上」が35.5%、「1日に1回程度」が30.0%だった。
Clubhouseの満足度・メリットとしては、「話を聞くだけでも良い」(44.6%)、「気軽にコミュニケーションがとれる」(36.9%)、「様々な情報が得られる」(32.8%)などを挙げた人が多かった。また、他のSNSと比較したときClubhouseにどのようなメリットがあるか聞いたところ、「情報源として他では得られないような情報が得られる」、「文章のSNSのように文字を推敲することが無いので、気軽にかつ深いコミュニケーションがとれる」などの回答が挙げられた。
一方、デメリット・懸念点としては、「会話することへの抵抗」、「個人情報・セキュリティに関する懸念」が多く挙げられた。また、「招待制であるがゆえに周囲の人を積極的にまきこみにくい」ことや、「文字ではなく音声によるコミュニケーションという点において日常生活との境が無くなる」などの不安や懸念点を挙げる人もいた。
調査期間は2月8日~10日。
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