住友林業(東京都千代田区)は2月16日、2020年12月期連結決算を発表した。
当期より決算期を3月末から12月末へ変更したため、会計期間は2020年4~12月の9ヶ月間で、前期比は2020年第3四半期累計実績との比較。売上高は、前期比4.6%増の8399億円、営業利益は、24.0%増の475億円、経常利益は19.1%増の513億円、最終利益は34.4%増の304億円となった。新型コロナウイルス感染症による木材建材流通事業や国内住宅事業などの落ち込みを、 米国戸建住宅事業がカバーし、増収増益となった。
国内の住宅・建築事業は、売上高3323億1600万円(前期比3.6%減)、経常利益84億5400万円(同 46.3%減)。注文住宅の工事の進捗の遅れやリフォームの完工高不足により減収減益となった。
海外住宅・不動産事業の売上高は3523億7100万円(前期比25.8%増)、経常利益は440億3200万円(同92.1%増)となった。
木材建材事業の売上高は1446億5200万円(前期比16.7%減)、経常利益は23億3400万円(同 54.7%減)となった。新型コロナの影響により国内の住宅市場が低調で、流通事業の合板や製材品等の販売数量が減少した。製造事業においても建具やフロア材等の販売数量が減少した。
2021年12月期は、売上高は1兆2570億円、営業利益725億円、経常利益800億円、最終利益は480億円を見込む。
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