富士経済(東京都中央区)は、送電・発電分野を除く国内のエネルギー関連システム・機器の市場調査を実施し「2012パワーネットワーク関連市場の現状と将来展望 <機器編/インフラ編>」にまとめた。
それによると、家庭用HEMSやビル用BEMSをはじめとしたEMS(5品目)、戸建て用蓄電池や集合住宅向けの発電・蓄電システムなど全20品目の「需要家分野」の市場規模は2011年で6314億円(見込み)に。2020年には11年比で52%増の9577億円になると予測した。
また、一般家庭へのスマートメーターの普及が前倒しされ、時間帯別料金によるデマンドレスポンスが導入される可能性が高まったとした。一般家庭におけるエネルギー需給問題に対する意識が明らかに変化しており、市場は一気に加速すると予測。ハウスメーカーのスマートハウス展開も本格化するとした。
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