NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレンドリサーチは、「家」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。調査対象人数は男女1800人。
持ち家(戸建て・集合住宅)に住んでいる人と賃貸住宅に住んでいる人、それぞれに『家についての現在の気持ち』を聞いたところ、戸建て住宅に住む人では94.7%が「戸建てを購入して良かった」と回答した。集合住宅に住む人のうち「集合住宅を購入して良かった」と回答した人は85.9%、賃貸住宅に住む人のうち「賃貸住宅で良かった」と回答した人は78.0%だった。
『持ち家を購入して良かったと思うこと』としては、「自分の所有不動産であるという心の余裕が持てた」「将来の住む場所に不安がない」「いつでも模様替えやリフォームができる」「ローンが終われば住居にかかる固定費がなくなる」「契約期間や家賃を気にしなくて良い」「災害や経年劣化などの時に、自分と家族の意思だけで自由に修理や建て替えができる」「高齢になっても追い出されたり、住むのを断られたりしない」などの回答が得られた。
また、持ち家の中でも、戸建て住宅に住む人に限って『良かったと思うこと』を聞いたところ、「住民とのわずらわしい接触がない」「ピアノなどが少々うるさくても近所に気兼ねなく生活できる」「自宅の敷地内にガレージを建て、車とバイクを自由に置ける」「子供が小さい頃は大きな音を出すので、近所迷惑にならないかと悩まなくてよかった」「特に庭付きだと今回のコロナ禍でのお家ライフが苦痛にならない」「ペットも飼えるし、洗車も家でできる」などの回答が挙げられた。
一方、賃貸住宅に住んでいる人に対し『家を購入すれば良かったこと思うこと・賃貸であることを後悔したこと』を聞いたところ、「一生涯お金を払い続けても自分のものにならない」「いつまで賃貸で暮らすのか、不安になる」「長い目で見れば、買った方が良かった気もする」「毎月家賃を払ったり更新時には更新手数料がかかるのでこの支払いを購入ローンにできていたのでは?と思うことがある」「キッチンの使い勝手が悪いし、収納が少ない」「自分の好みにリフォームできない」などの回答が挙げられた。
調査期間は2月4日~12日。
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