※新建ハウジング紙面から
松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。
今回は、“耐久性4大問題”の中から「天窓」について解説していただきます。
今回は耐久性4大問題の3つ目である天窓について解説します。
天窓が最もよく利用されたのは20~30年前ぐらいまでではなかったかと思います。
かなり高価な窓ではあるのですが、一般の方の憧れが強かったこともあるのでしょう。出窓とともに非常によく利用されていた記憶があります。
しかし、その出窓とともに天窓の利用は昔に比べると随分と見かけなくなったように感じています。
その理由として顧客側からの一過性の流行が過ぎ去ったこともあるかもしれません。
しかし、それ以上に大きい理由として考えられるのは、住宅会社が施工した後に「雨漏り等の苦い経験を何度も味わったから」というところではないかと考えています。
この仕事を長くやっていると天窓を一度も使ったことがないという方のほうが少ないかもしれません。
ただ、そもそも勾配天井をやらない会社の場合は、採用率はぐっと低くなりますが、それでも局部的に縦穴状に天井に穴を開けて天窓を設置している例もよく見かけます。
天窓にはどのようなリスクがあるのかを詳しく説明します。
そもそも屋根は・・・・
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