つばさ資産パートナーズ(大阪市)は、大阪市生野区生野東にある昭和初期築の3軒長屋「咲久長屋」を、同社の築古賃貸不動産の再生事業Reiz(ライツ)シリーズとして2020年に再生。1軒をモデルルームとし、部分的に内装仕様の変更が可能なプチオーダー式の長屋として同年12月末から内覧会を行ったところ、住居、住居兼店舗、SOHO等で使用したいという若い人からの申し込みがあり、2軒成約となったと発表した。
内覧者からは「土間や坪庭、無垢床、漆喰壁等の長屋らしさが新鮮」、「事務所や店舗を併設したときに、長屋という建物が本業にプラスできる可能性がある点が魅力」との声が寄せられたという。
地域の高齢化が進むなか、同社は長屋の魅力と住み心地を確保することで30代、40代を地域に取りこみ、エリア価値、不動産価値の上昇を目指した再生事業を展開。長屋を再生することで「ナガヤ」という新しい価値に変えていくことができるとしている。
同社は、取得賃料から工事費用を逆算し、投資回収年数を鑑みながら築古不動産の再生事業を行っている。
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