タカショー(和歌山県海南市)と、照明事業を担う子会社タカショーデジテック(和歌山県海南市 )はこのほど、気象情報と連動して植物に最適な水やりを自動で行う「潅水(かんすい)システム」をリリースした。
同システムは、庭のさまざまなアイテムをIoTでつないで快適な屋外空間を演出する「GEMS(Garden Energy Management System)」の拡張展開として提供。専用アプリに登録した緯度経度情報から、対象地域の気象情報を自動で取得し、天候や気温で判断して最適な水やりを行うというもの。日の出・日の入り時刻も自動取得するため、季節に合わせた水やりも可能。1日に複数回や、隔日・曜日ごとなど、植物に応じた設定にも対応する。
「GEMS」は、電気工事士資格がなくても安全に施工可能なローボルトシステムで動作しており、一般的な潅水システムのような電池切れの心配は不要。家庭のWi-Fiルーターを通じてインターネットとつながり、無駄のない最適な水やりを実現する。
アプリの水やり機能に合わせて、ホースからの水を制御するウォーターバルブスイッチとポンプ部品のセットなど、潅水に必要な部材を新たに発売。ウォーターバルブスイッチは、取り付けられる部材であれば後付けも可能なため、既設の潅水システムをスマート化させることも可能となっている。
「GEMS」では水やりのほか、ネットワークカメラやライト、サウンドシステム、屋外用ヒーターなど、より快適で使いやすい庭のIoTを展開、提案している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。