大和ハウス工業(大阪市)は2月9日、2021年3月期第3四半期の連結決算(2020年4~12月期)を発表した。売上高は前年同期比5.0%減の3兆41億8100万円、営業利益は13.3%減の2510億8200万円、経常利益は14.9%減の2452億6400万円、最終利益は20.7%減の1552億7200万円だった。ニューノーマルに応える商品を販売するなど新型コロナウイルス感染症の影響に対応したが、賃貸住宅事業やマンション事業などが落ち込み減収減益となった。
戸建て住宅事業は、米国スタンレー・マーチン社における住宅販売が好調に推移し、海外で増収増益となったことから、セグメント全体では売上高141億円、営業利益18億円の増収増益となった。
通期業績予想については、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、ホテルやスポーツ施設を中心としたグループの事業への影響が見通せないことなどから売上高は前年同期比8.7%減の4兆円、最終利益は44.4%減の1300億円で据え置きとした。
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