エリーパワー(東京都品川区)は、停電時でも家じゅうのコンセントが使える全負荷対応型のハイブリッド蓄電システム「POWER iE5 GRID(パワーイエ・ファイブ・グリッド)」を開発、今春発売する。
停電時においては、最大5.5kWの高出力により、エアコンやIHヒーターなどの200V電気機器、電気ケトル、電子レンジなどが使用可能。普段の生活においては、最大充放電電力を5.5kWに高めたことにより、「節エネモード」や「スマートモード」の際に太陽電池の余剰電力を余すことなく充電して電力自給率を上げることができる。
さらに太陽光発電、エネファーム、蓄電池の電池連携が可能。日常の電力自給率を上げるほか、停電時にはエネファーム(パナソニック製)で発電した電力を太陽光と同様に活用できるため、太陽光発電が難しい豪雨や夜間でも電力の安定確保が可能になるとする。なお、アイシン精機製のエネファームtypeSとの停電時連携も予定している。
蓄電容量は5.4kWhで、10.8kWhまで増設が可能。-20℃から45℃まで多様な使用環境に対応する。
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