新建ハウジング2月10日号のトップ記事は、全国の優良工務店を可視化するとして、構造塾が公開している「家づくり応援・業者マップ」にフォーカスしました。その目的や、住宅(工務店)業界に及ぼす影響などを紹介しています。
YouTubeチャンネルなどで気軽に家づくりに関する情報を得られるいま、顧客の“プロ化”が加速しています。そんな中で、プロ(工務店)・生活者問わずに、住宅の耐震性を中心とする情報発信を行う構造塾は、公開した業者マップを通じて、耐震性や温熱環境の統一指標を示しながら、顧客の“理想の工務店選び”をサポートしていきたいとしています。
地域工務店も、こうした専門家が発信する情報の影響やプロ化する顧客に向き合うことを強く意識しながら家づくりを展開していくことが求められているのです。記事では、構造塾が業者マップで示す構造や断熱の基準を解説。マップに掲載している工務店への影響や同塾の今後の方向性なども紹介しています。
そのほか、東京都内の工務店でつくる全木協東京都協会が、災害後に被災した住民が避難生活を送る応急仮設住宅について、用地の確保が難しい都市部でも、より多くの被災者を受け入れることが可能な「2階建て」のタイプを東京都と連携して開発している動きを紹介する記事も掲載。福島県で、地域の木材協同組合が、県産材でプレハブ小屋をつくったところ、医療の現場で新型コロナ対策に活用されているといった事例も伝えています。
人気連載の松尾和也さんの「エコハウス設計メソッド」の今回のテーマは、「天窓(トップライト)のリスク」。松尾さんは「天窓は極力使わないほうがよいが、どうしても使う場合は施工には最大限の注意を払うように!」と訴えています。
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