セレンディクスパートナーズ(兵庫県西宮市)は、「世界最先端の家を創る」を目的に、3Dプリンターで住宅をつくるプロジェクトを2019年9月に開始。今月、NASAと火星移住プロジェクトを進めている建築家・曽野正之氏らがデザインを手掛けたプロトタイプデザインを公開し、建築物の意匠出願を行った。
同社が進めているプロジェクトは、3Dプリンターと複合素材を用いて、自然災害に強い球体の形状の家「Sphere(スフィア)」を開発するというもの。世界最先端のIOT・AI技術を取り入れた住宅とし、価格は買い替えもできる30坪300万円を想定。完成までの時間は24時間以内を目指す。無人(ロボット)でつくる住宅のため、物流費と人件費を大幅に低減することができるという。
「Sphere」は、スーパーシティ構想に取り組む企業を中心に内閣府が設立した組織「スーパーシティ・オープンラボ」に、ロボットがつくる世界最先端の住宅提案としてインフラ開発で登録済み。また、大阪・関西万博2025へも応募しているという。
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