「BESS」ブランドでログハウスなどを展開するアールシーコア(東京都目黒区、二木浩三社長)は2月23日、2017年3月までに売上高を180億円まで引き上げる中期経営計画を発表した。同社の今期の売上高予想は98億円で、約1.8倍まで伸ばす計画だ。営業利益率も6%(12年3月期予想)から8%に引き上げる。
具体的な施策として、展示場を現在の37カ所から今後3年で50拠点まで増やす。埼玉県や千葉県、大阪府など現在、空白となっているエリアを重点的に開拓する方針。1拠点あたりの営業スタッフ数も現在の1.4倍に増員し、新規出店分とあわせ現行の140人体制から280人へと2倍に増強する計画だ。
新規出店のうち、1拠点は同社の2つ目の直営拠点として神奈川県内に2013年3月期中に出店する予定。現在、東京・目黒の直営展示場への来場者の約4割が神奈川県からといい、新規出店で営業効率を高める。
中古住宅市場の活性化に対応するリノベーション・リフォーム商品「NEWIT(ニュイット)」を導入することも発表。BESS展示場来場者の約5割がすでに住宅を所有しており、これまで取り込めなかったこうした層への提案商品として、2年かけてブランドの確立を目指す。
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