リクルート(東京都中央区)はこのほど、同社が運営する注文住宅のリアルなマッチングサービス「スーモカウンター注文住宅」の利用者に対して行ったアンケート調査の結果を公表した。それによると、注文住宅の依頼先の建築会社を選ぶ際の重視条件として、「価格提案」に加え、「設計対応」と「営業対応」を重視する傾向が高まっていたという。
11年12月時点で、業者選びで特に重視する条件は、1位が「価格提案」(56.6%)、2位が「設計対応」(52.7%)、3位が「営業対応」(46.7%)だった。ただし、1位の「価格提案」は、対前年同期比で12.0ポイント減少したのに対し、「設計対応」は12.9ポイント増、「営業対応」は10.5ポイント増とそれぞれ増加していた。また、「商品内容」を重視する割合も4.0ポイント増加していた。
同社のスーモカウンター推進室は、「耐震性や耐久性、省エネルギー性などの住宅性能に対する意識や二世帯住宅への意識の高まりが見られ、こうした意識の変化が重視条件の変化に影響している」と分析している。
同アンケートは、2010年10月から11年12月までに同サービスを利用した注文住宅検討者を対象に実施したもので、5880組のサンプルを集計した。
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