新潟県の伝統工芸品と県産木材を使って建築資材を開発する取り組みが始まっている。
大塚住宅建材(新潟市)が幹事会社となり、県内の5事業者が参加して「オール新潟プロジェクト」を創設。経済産業省認定の伝統工芸品と県産木材を組み合わせて新しい価値・魅力のある「ご当地建材」をつくることで、林業の振興と伝統工芸品にスポットを当てるのがねらいだという。
第一弾として「越後県北 村上建具」を開発、2月から発売する。シナノキやオオバボダイジュの樹皮繊維からなる糸を布状に織り上げた伝統工芸品「羽越しな布(うえつしなふ)」と、県林業生産量の約4割を担う村上市のスギを使った室内建具で、のれんのような雰囲気と和洋どちらにも調和するデザインが特徴。受注生産品。
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