不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された首都圏の新築戸建てと中古マンションの2020年12月の価格動向を発表した。
新築戸建ての首都圏の平均価格は3981万円で前月比0.3%上昇。エリア別では「東京23区」が2カ月連続で上昇し、2017年1月以降の最高額を更新。「埼玉県他」は前月比横ばいも、4カ月連続で過去最高額となった。
前年同月との比較では、「横浜市・川崎市」がマイナス、それ以外の7エリアがプラスとなった。平均価格指数の前年差は、「千葉県他」が+4.4ポイントと全8エリアで最も大きく指数も110を超えているが、直近の推移では2カ月連続で低下している。一方、10月に99.6だった「東京23区」の指数は直近2カ月で+3.1ポイントとなっており、上昇が目立った。
中古マンションの首都圏の1戸あたり平均価格は3188万円で前月比0.3%上昇。エリア別では「東京23区」は3カ月連続、「千葉県他」は2カ月連続で2017年1月以降の最高額を更新。「さいたま市」「埼玉県他」は両エリアとも前月比+2.0%以上と上昇が目立ち、「埼玉県他」は過去最高額を更新した。
前年同月との比較では、「東京都下」、「千葉県西部」がマイナス。それ以外の6エリアがプラスとなった。平均価格指数では、前月まで低下傾向が見られていた「東京都下」が6カ月ぶりに上昇し指数も100超を維持、同じく低下傾向にあった「横浜市・川崎市」も100には届かなかったものの上昇に転じた。また、埼玉県の上昇が目立ち、「埼玉県他」の指数は「東京23区」とともに110超となった。
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