住友林業(東京都千代田区)の受注が好調だという。同社の1月の受注は前年同月比14%増。なかでも環境配慮機器の搭載比率が高まっているという。太陽光発電システムの直近1月単月の搭載率は38%(前期通期28%)、エネファームにいたっては直近1月単月の集計で46%(同10%)と5割近くまで上昇しているという。いずれかの環境配慮機器を搭載した割合は直近1月単月の集計では63%に達し、3棟に2棟が搭載するほどに搭載率が上昇している。
こうした環境配慮への関心の高まりを受け、同社は2月3日に、12kWhの大容量蓄電池を搭載したスマートハウス商品「スマート ソラボ」を発売。2月18日、19日に千葉・幕張メッセで開催した「住まい博(東京会場)」では、この「スマート ソラボ」を中心に据えたエネルギー関連の展示に大きなスペースを割いた。特設ブースでは、S造やRC造に比べ建設時のCO2排出量が少ない木造の環境性能の高さなどを訴求するプロモーションビデオを放映。エコ領域での強みをアピールした。
「スマート ソラボ」の販売目標は年300棟。営業スタッフに対するエネルギー関連研修実施など販売体制の強化を図っていく方針だ。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。